同室避難を、ペットの命を守る「次のスタンダード」へ。あきらめなくていい避難のカタチ
防災情報
少しだけ、想像してみてください。 地震や豪雨など災害から逃れて、ようやく辿り着いた避難所。ほっと一息つけるはずのその場所で、「ペットは建物内には入れません」と告げられる現実を。冷たい廊下や屋外に置かれたケージ。不安で鳴き続けるペットを置いて自分だけが中へ入ることにためらいを感じ、健康を損なうリスクを承知で、暗い駐車場での車中泊を選ぶ方が後を絶ちません。
「りく・なつ同室避難推進プロジェクト」は、そういった事態を未然に防ぐ一助として、同室避難の推進は重要な目標だと考えています。その一環として、災害時にペットと飼い主が離れ離れにならず、避難所で共に過ごせる環境を作るためのクラウドファンディングを実施しています。
👉️【クラウドファンディング】ペット同室避難を全国で実現するために
なぜ今、この活動が必要なのか。被災地のリアルな現状と、私たちが目指す未来についてお伝えさせてください。
多様な避難者が集まる避難所での、現実的な課題

現在、多くの自治体で「同行避難(ペットと一緒に避難すること)」が推奨されていますが、避難所内での受け入れ体制は依然として整っていません。ペットと同じ空間で過ごせないことによる車中泊の増加は、飼い主の健康被害(エコノミークラス症候群等)のリスクを高めるだけでなく、避難所全体の運営管理や安全確保を困難にする一因となっています。
地域の避難所には高齢の方、小さなお子様、動物が苦手な方、そしてペットと一緒に逃げてきた方など、多様な背景を持つ人々が集まります。ペットが適切に管理されないことは、動物が苦手な方やアレルギーを持つ方にとっても、予期せぬトラブルや衛生面での不安に繋がります。
「同行避難」のその先にある、「ペット同室避難」の確立。 これは、飼い主のためだけではなく、避難者全員がそれぞれの環境で安心して過ごすための「すみ分け」を完成させるために不可欠な施策なのです。
現場の課題を、仕組みへ。りく・なつが積み重ねてきた事実

「りく・なつ同室避難推進プロジェクト」は、現場の声に耳を傾け、行政と手を取り合いながら、避難所の環境改善を実現するための努力を続けています。
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被災現場の実態把握: アンバサダーの伍代夏子氏をはじめとするメンバーが、能登半島地震の被災地(石川県珠洲市など)を訪問。避難所での生活空間の確保や衛生管理の課題を直接ヒアリングし、現実的な解決策を探ってきました。
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自治体・行政との協働: 山梨県大月市や愛知県犬山市など、全国の自治体を視察。市長や防災担当者と対談を行い、ペットを連れた避難や飼い主の意識、災害の備えなどについて議論を重ねています。
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社会全体の意識改革: イベントやセミナーを通じ、動物との共生のあり方を発信。ペットの有無にかかわらず、避難所という共同体で双方が安全に過ごすための啓発活動を続けています。
👉️参考:りく・なつ ニュース一覧
あなたの支援が、避難所に「一軒の安心」を創る

この広範な活動を支えているのが、プロジェクト発足当初から継続して実施しているクラウドファンディングです。
お寄せいただいた寄付金は、何よりもまず、避難現場で実際に必要となる「同室避難所開設のためのテント」や、避難生活を支えるための「生活必需品」などの備品購入に直結しています。
避難所の片隅に用意される一軒のテントは、ペットを連れた避難者が周囲に過度な気を遣わずに過ごせる拠点となり、同時に動物が苦手な方の生活スペースを守ることにも繋がります。あなたの支援は、抽象的な活動費ではなく、「避難所にいる誰もが、適切に空間を分け合い、安全に過ごすための具体的なツール」へとなり、混乱した現場を支える力となります。
誰もが適切に保護される社会を、ここから

災害時、公的支援がすべてに行き届くには時間がかかります。だからこそ、事前の備えと「仕組み」の構築が重要です。
このプロジェクトの意義に共感していただける方は、ぜひ詳細をご覧いただき、温かいご支援をお願い申し上げます。一人の支援が、一軒のテントになり、避難所全体の安全な環境づくりに貢献します。

